山口大学大学院創成科学研究科
 工学系学域 循環環境学分野

   
環境化学・生化学プロセス工学教育研究分野
 佐伯・貝出研究室
     Dr. Saeki and Dr. Kaide's Laboratory       
      
卒論論文、テーマ

 新4年生へ 

<全般>


 当研究室は、いわゆる「化学工学系」で、流動、伝熱、物質移動を扱う移動現象と、化学装置の設計(単位操作)やプロセス技術に関連する領域をカバーしています。2年前期の移動現象論や3年後期の環境プロセス論及び演習をイメージしてもらうといいのですが、しかし、それはこの領域のほんの一端です。では、研究室では化学装置の設計やスケールアップ、生産技術をばりばりやっているかというと、そうでもありません。
 配管抵抗低減技術の研究をしている学生達(通称:DR班)は、現在流体にレーザー光を当て、流れの特性をアカデミック的に捉えています。もちろん、この技術を普及している共同研究先から、現場での問題や新規の検討課題が提示された場合は、その都度計画を立てて必要な実験を行い、また、その現場の情報を得る行動もします。
 シリカ粒子のゾルーゲル転移を研究している学生達(通称:ゲル班)はナノレベルの粒子が形成するネットワーク構造を「見る(観る)」努力をしています。究極的には、「ゲルとは何か?」という問題に取り組んでいます。この研究は、企業との共同研究でこんにゃくの新商品の開発にも携わるなど、アカデミック的な基礎から応用まで幅広く取り扱っています。研究室のテーマは社会に直結した工学的な問題が発端となったものばかりです。
 
 大事なことは、現象の把握、問題点の認識、問題解決能力(アイデア、手法、実行力)、得られた結果の解釈、報告の仕方...を学ぶことです。でも、研究室では全てのことを手取り、足取り教えている訳ではありません。「学ぶ」という意味が大事になってきます。
 研究って、研究だけ、と思っていませんか? 化学工学の職場は「現場」と思っていませんか? いや「設計」? 就職は「研究職」、「現場」、「営業」から選ぶと思っていませんか? そんな単純なものではありません。広い見識を身につけ、人間力を付け、社会に出る準備をしてください。

当研究室の得意とする領域は、実験系の「レオロジー」、そして、これをアカデミックな分野だけでなく、応用分野に結びつける研究をしています。


<大学院進学について>

 就職がいいから、選べる企業が増えるから、で大学院進学を決めていませんか? 私の感じからすると、それが正しいとは思えません。選べると思っているだけで、でも一方で高い専門性の他、人間力の向上も含めて厳しく選ばれることになるのです。でも、大学院進学は、心がけ次第で自分自身が大きく成長できる機会となり得るものです。学会発表? 海外に行ける! 論文? ...、と短絡的に考えず、2年間で色々やってみよう!という姿勢で取り組んでください。大学院に行けば...、化工系は...、というようなことでは、あっという間に時間が過ぎてしまい、自分にはアピールするものが...、という結果に終わってしまいます。

こうしたい! という(reasonableな)希望をぶつけてください。そのためには尽力しますが、後は自身で学んでください。


<参考>

平成29年度は、D1が1名、M2が2名、M1が4名います。
  平成29年度 研究室紹介(pdf)         イルカ ホームに戻る











平成25年3月卒業(10期生)
 




平成22年4月配属(8期生)
 4名の4年生が配属
メンバーは11名




























平成16年4月配属(2期生)
 3名の4年生とM1でスタート





歴代卒論テーマ
                               ★:プレゼンテーション賞受賞


<14期生:平成27年3月卒業予定>

1.グルコマンナンの固化・液状化現象を応用した機能性食品の開発 (粟谷)
2.抵抗低減効果の実用化における添加剤の濃度管理に関する研究 (後井)
3.純粘性・粘弾性流体の糸ひき(曵糸性)とその評価に関する研究 (高柳)
4.磁気粘性流体(MR流体)の粒子沈降安定性に及ぼす添加剤の影響 (六浦)


<13期生:平成28年3月卒業>

1.オイル増粘・ゲル化剤:PMDA-Rの分子構造とレオロジー特性に関する研究 (小田)
2.曲り管における界面活性剤水溶液の流動特性とDR効果の評価 (倉田)
3.スタティックミキサーの混合特性とその定量化に関する研究 (森口)★


<12期生:平成27年3月卒業>

1.バイオディーゼル燃料(BDF)の普及における問題点とその改善 (国貞)
2.界面活性剤水溶液による抵抗低減流れの可視化と構造解析 (山本) ★
3.カンボジア コントントム州オクルカエ村における即効性のある支援活動 (長瀬)

<11期生:平成26年3月卒業>

1.定常分析に基づくBDFの実用化に関する諸問題の検討 (有田)
2.ゲル化剤の複合化によるゲルのレオロジーコントロール (岡崎)
3.曳糸性の発現メカニズムに関する基礎研究 (片山)
4.エレメント積層型スタティックミキサーの開発とその混合性能評価 (来栖)


<10期生:平成25年3月卒業>

1.化粧品原料;イソドデカンの添加剤によるレオロジー制御 (伊藤)★
2.冷房温度域における界面活性剤水溶液の流動と伝熱のアナロジー (小林)
3.粒子画像法と超音波反射法によるDR流れの速度計測と解析 (重村)
4.原料・製造管理によるメチルエステル化BDFの品質向上に関する研究 (平田)

<9期生:平成24年3月卒業>


1.メチルエステル化BDFの品質評価に関する研究 (大谷)
2.エレメント積層型攪拌翼の基本特性とその評価 (大宮)
3.界面活性剤による抵抗低減流れの解析 (田中)
4.疎水性流体のレオロジー制御に関する研究 (鳴坂)

<8期生:平成23年3月卒業> 循環環境工学科1期生               

1.環境低負荷溶媒を用いた窒化アルミニウムスラリーの調製技術の開発 (坪田)★
2.Aging操作によるシリカゲルの構造制御 (貝出) ★
3.サイコレオロジーによる食品製造プロセスの省力化 (北島)
4.PIV法による抵抗低減流れの構造解析 (宮崎)

<7期生:平成22年3月卒業>                

1.界面活性剤水溶液による抵抗低減効果と伝熱特性の同時計測 (吉田 雄)
2.パーム油粕を原料とし反応を伴わないBDFの調製技術の開発 (福嶋)
3.界面活性剤水溶液によるDR効果と溶液のレオロジー特性の相関 (吉田 僚)
4.窒化アルミニウムスラリーの流動性と安定性を考慮した調製条件の最適化 (山崎)

<6期生:平成21年3月卒業>

1.界面活性剤 EthoquadO/12によるDR効果とその応用 (茂末)
2.Y字管反応器によって製造されたシリカゾルのゲル転移 (石田)
3.無機系粉体のスラリー化とレオロジー評価 (栗田)


<5期生:平成20年3月卒業>

1.PAN(Polyacrylonitrile)系高分子溶液のレオロジー (菊池)
2.水への高効率気体溶解と発泡技術に関する基礎研究 (片岡)
3.界面活性剤による抵抗低減効果の実用化に対する諸問題の検討 (吉田)


<4期生:平成19年3月卒業>


1.石灰乳製造プロセスにおけるスラリー粘度の変動に関する研究
 (坂藤)
2.界面活性剤水溶液の乱流構造の解析によるDR構造の発現メカニズムの解明 (朝日)
3.動植物油混合燃料の低粘度化とその定量的な評価 
(大川)
4.粒子添加によるゲル状物質のテクスチャー制御 (山本)


<3期生:平成18年3月卒業>

1.棒状ミセルによる抗力減少流れの発現メカニズム (麝嶋)
2.界面活性剤水溶液の流動と伝熱のアナロジー (今井)
3.動植物由来油の低粘度化とそれを用いたバイオマス燃料に関する基礎的研究 (野崎)


2期生:平成17年3月卒業

1.ナノ粒子含有スラリーのレオロジー特性と新用途開発に関する基礎的研究 (西尾)
2.界面活性剤水溶液によるDR効果のメカニズムに関するレオロジー的検討 (森下)
3.粘度特性の制御による曵糸性の発現とその応用 (倉増)



<1期生:平成16年3月卒業>

1.非ニュートン流体の粘度の不均一性と高せん断域での粘度計測 (佐藤)
2.カチオン系界面活性剤による抗力減少効果の添加剤の最適化 (倉間)
3.熱交換器における界面活性剤水溶液の流動と伝熱のアナロジー (大竹)
4.バイオ由来多糖類のレオロジー特性とその流動 (鬼塚)




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平成29年2月17日
卒業記念パーティー






平成22年秋
DR効果の評価装置GIZ-2002






   




平成20年1月
 共同研究報告会(於 工学部)
















    

平成15年4月配属(1期生)
 研究室は4名の4年生からスタート